楽天モバイルは固定回線代わりになる?光回線を解約する前の注意点と判断基準

回線

❕本ページはPRが含まれております

毎月の光回線代、本当に高いですよね。
「スマホ代と合わせたら、毎月1万円近くネット代に消えている…」と悩んでいる方は少なくありません。

そんな中、楽天モバイルのプランを見て「これを家のWi-Fi代わりにすれば、光回線はいらないのでは?」と考える人が急増しています。
結論から言います。
条件に合う人にとっては最高の節約になりますが、全員に無条件でおすすめできるわけではありません。

この記事では、ベテランの通信回線ライターである私が、楽天モバイルを固定回線代わりにして「後悔しないための明確な判断基準」を解説します。
いきなり光回線を解約する前に、まずはこの記事で「あなたの家に本当に合っているか」を確認してみてください。

【この記事でわかること】

  • 楽天モバイルで固定回線化していい人・ダメな人
  • 「完全無制限」の裏にある速度制御の注意点
  • 光回線やホームルーターとの徹底比較
  • 失敗を防ぐ「7日間チェックリスト」

楽天モバイルは固定回線代わりになる?結論

まずは、一番気になる結論からお伝えします。
楽天モバイルを固定回線代わりにできるかどうかは、「あなたの用途」と「住環境」によってハッキリ分かれます。
無理に乗り換えて「ネットが遅くてイライラする!」という事態を防ぐために、以下の基準をチェックしてください。

固定回線代わりに使える人

以下に当てはまる方は、楽天モバイルへの一本化を前向きに検討してOKです。

  • 一人暮らし、またはネットをあまり使わない二人暮らし
  • ネットの用途がYouTube視聴やSNS、Webブラウジング中心
  • 賃貸マンションで光回線の工事ができない、または引っ越しが多い
  • とにかく毎月の固定費を3,000円台に抑えたい

動画を見るくらいなら、楽天モバイルの速度でも十分快適に楽しめます。
面倒な回線工事なしで、手軽にネット環境を作れるのは大きな魅力ですよね。

やめた方がいい人

一方で、以下の条件に当てはまる方は、楽天モバイルの固定回線化は慎重になるべきです。

  • FPSなどのオンラインゲームをガチでプレイする人
  • 家族3人以上で、同時に別々の動画を見たりゲームをする家庭
  • 在宅勤務で、絶対に途切れてはいけない重要なオンライン会議がある
  • 株やFXなど、一瞬の通信の遅れが命取りになる作業をする人

モバイル回線は、どうしても光回線に比べて「Ping(応答速度)」が高くなりがちで、複数の端末で同時に大容量通信を行うと不安定になるリスクがあります。
ここを妥協できないなら、光回線を残すのが正解です。

楽天モバイルを固定回線代わりにするメリット

「自分は使えそうだな」と思った方に向けて、具体的にどんなメリットがあるのかを整理していきましょう。
単に安いだけではない、使い勝手の良さが見えてきます。

月額上限とデータ利用

最大のメリットは、やはり圧倒的なコストパフォーマンスです。
「Rakuten最強プラン」は使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制ですが、どれだけ使っても月額料金には上限があります。

ただし、ここで絶対に知っておくべき注意点があります。
公式の案内にもある通り、「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」というルールが存在します。
出典:楽天モバイル公式 料金プラン

つまり、無限に超高速で使い放題というわけではなく、大容量の通信を短期間に行うと制限がかかる可能性があるということです。
それでも、一般的な使い方であれば十分すぎるほどのデータ量を、格安で使えるのは間違いありません。

スマホテザリングで始められる

光回線を契約すると、ルーターをレンタルして、設定して…と手間がかかります。
しかし、楽天モバイルなら、今持っているスマホの「テザリング機能」を使うだけで、すぐにパソコンやタブレットをネットにつなぐことができます。

工事不要で、しかも申し込んだその日から家がWi-Fi環境になる。
この「手軽さ」こそが、忙しい一人暮らしの社会人にとって大きな武器になります。

注意点・デメリット

メリットばかりに目を向けてはいけません。
ここからは、契約後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないための重要なデメリットをお伝えします。

速度はベストエフォート

通信速度は「ベストエフォート(最大限の努力)」での提供です。
これは楽天モバイルに限らずすべてのモバイル回線に言えることですが、「常に一定の速さが出る」わけではありません。
利用する場所、時間帯、通信環境、さらには接続する端末のスペックによって、実際の速度は大きく変動します。
出典:楽天モバイル 重要事項説明書

混雑時の速度制御

先ほども少し触れましたが、「無制限」という言葉を過信するのは危険です。
特に夜間の人が多くネットを使う時間帯や、短期間で一気に数百ギガのデータをダウンロードしたりすると、通信が最適化されたり、速度制御の対象になることがあります。
「自宅のメイン回線として、毎日大量のデータをやり取りする」という用途には向かないと覚えておきましょう。

屋内・地下・建物構造の影響

「楽天モバイルはプラチナバンドが始まって繋がりやすくなったって聞いたけど?」
はい、たしかに屋内や地下に電波が届きやすくなるプラチナバンドの展開は進んでいます。

しかし、誤解しないでほしいのは、プラチナバンドは「電波が届きやすくなる」ものであり、「通信速度そのものを爆速にする」ものではないということです。
出典:楽天モバイル公式 スマホ活用術

鉄筋コンクリートのマンションの奥まった部屋や、高層階などでは、どうしても電波が弱くなる可能性があります。
「エリアマップでは5G対象なのに、部屋の中では4Gしか入らない」というケースも珍しくありません。

光回線・Rakuten Turbo・WiMAXとの比較

では、他の選択肢と比べてどうなのでしょうか。
自分の目的に合った回線を選ぶために、各サービスの違いを整理しました。

回線タイプ 工事 通信の安定性 こんな人におすすめ
楽天モバイル 不要 場所により変動(△〜◯) 一人暮らし・安さ重視
光回線 必要 非常に高い(◎) 家族利用・ゲーム・仕事重視
Rakuten Turbo 不要 モバイル回線準拠(◯) 据え置きで手軽に使いたい人

光回線と比較

圧倒的な「安定性」を求めるなら、間違いなく光回線です。
特に、動画配信やオンラインゲーム、クラウドへの大容量バックアップなどを行う場合、光回線の上り速度やPing値の低さ(反応の早さ)はモバイル回線では太刀打ちできません。
家族全員で別々にネットを使うなら、光回線を維持する方がストレスはなくなります。

Rakuten Turboと比較

同じ楽天系のサービスに、コンセントに挿すだけのホームルーター「Rakuten Turbo」があります。
こちらは月額4,840円(税込)で、専用の端末を購入して使います。
「スマホのテザリングだとバッテリーが心配だし、毎回設定するのが面倒」という方は、据え置き型のRakuten Turboを選ぶのも一つの手です。
ただし、こちらもモバイル回線を利用しているため、夜間混雑時の速度低下の可能性はゼロではありません。
出典:Rakuten Turbo 製品情報

固定回線化の3つの方法

楽天モバイルを家のネット代わりにする場合、主に3つの方法があります。
自分に合ったスタイルを選んでみてください。

スマホテザリング

一番手軽でお金がかからない方法です。
楽天モバイルを入れたスマホから電波を飛ばし、PCなどを繋ぎます。
ただし、長時間の利用はスマホ本体が発熱したり、バッテリーの劣化を早めるリスクがある点には注意が必要です。

SIMフリールーター

市販のモバイルルーターに楽天モバイルのSIMを挿して使う方法です。
これならスマホのバッテリーを気にする必要はありません。
ただし、中古などでルーターを買う場合、楽天モバイルの電波(特にBand3や、パートナー回線のBand18/26)に機器が対応しているかを必ず確認してください。
非対応のルーターを買ってしまうと「全く電波を掴まない」という悲劇が起きます。

ホームルーター

家の中でしか使わないなら、据え置き型のSIMフリーホームルーターを用意するのもおすすめです。
モバイルルーターよりもアンテナが大きく、電波を掴みやすい傾向があります。
ただ、公式が動作保証をしている端末は限られているため、設定には少し知識が必要になる場合があります。

契約前の7日間チェックリスト

ここまで読んで「よし、楽天モバイルに乗り換えよう!」と思った方。
ちょっと待ってください。まだ光回線を解約してはいけません。

実は私も数年前、一人暮らしのマンションで毎月5,000円近く払っていた光回線を解約しようと、楽天モバイルのテザリングだけで1週間生活してみた経験があります。
平日の夜にYouTubeを見るくらいなら全く問題なくサクサクでしたが、金曜の夜中や、重いデータをクラウドにアップロードするときは「少しモッサリするな…」と感じる瞬間もありました。

結果的に、私の日常使いには十分だと判断して乗り換えましたが、あの「お試し期間」があったからこそ、今も納得して使えています。
いきなり解約して地獄を見ないために、まずは以下の「7日間テスト」をご自身の環境でやってみてください。

【光回線解約前の7日間テスト】

  • 窓際、部屋の中央など、ルーター(スマホ)の置き場所を変えて電波の強さを確認したか?
  • 朝の通勤時間帯、昼休み、夜21時以降で速度がガタ落ちしないか?
  • 自分が一番よく使うアプリ(Zoom、YouTube、ゲームなど)は問題なく動くか?
  • 雨の日や週末など、条件が悪い時でもイライラせずに使えるか?

時間帯別速度チェック

モバイル回線は時間帯によって速度が大きく変わります。
特に利用者が集中する「お昼の12時台」と「夜の20時〜23時台」に、動画が途切れないかをチェックしましょう。

用途別チェック

動画のダウンロード(下り)だけでなく、Zoomでの発言やデータを送る操作(上り)も試してください。
ここでカクついたり、切断されたりするなら、あなたの生活環境には合っていないサインです。

楽天モバイル固定回線代わりのおすすめ判断

すべてのチェックを終えて、あなたはどう感じましたか?
最終的な判断行動は、以下の2パターンになります。

一人暮らしなら試す価値あり

もしテストしてみて「これなら全然問題ない!」と感じたなら、迷わず楽天モバイルに一本化しましょう。
スマホ代と家のネット代が合算されて月額3,000円台になれば、年間で数万円の節約になります。
まずは今のスマホをデュアルSIMにするなどして、サブ回線として使い勝手を試してみるのが一番賢いやり方です。

家族・仕事重視なら光回線も比較

「やっぱり夜は遅くなるし、家族からクレームが出そう…」
「大事なオンライン会議中に途切れるのは絶対に困る!」

そう感じた方は、無理に固定回線化せず、スマホは格安にして自宅は光回線という組み合わせを維持するのがベストです。
最近は工事費無料で月額料金が安い光回線も増えているので、回線自体の乗り換えを検討するのも一つの方法です。

よくある質問

最後に、楽天モバイルの固定回線化について、よく検索される疑問にお答えします。

テザリングは無制限?

楽天モバイルのテザリング機能自体は無料で利用でき、データ容量もプランの範囲内で使えます。
ただし、繰り返しになりますが、短期間での大容量通信を行うと、混雑時など公平なサービス提供のために速度制御される場合があります。
「完全無制限」という言葉を過信せず、常識的な範囲内で利用することが大切です。

オンラインゲームはできる?

スマホのパズルゲームや、軽いソーシャルゲーム程度なら全く問題ありません。
しかし、一瞬の反応が勝敗を分けるFPSゲーム(Apex、Valorantなど)や格闘ゲームには不向きです。
モバイル回線特有のPing値の高さにより、ラグ(遅延)が発生しやすくなります。ゲーム重視の方は光回線一択です。

ルーターは何を見ればいい?

自分でSIMフリールーターを用意する場合、一番重要なのは「対応バンド(周波数帯)」です。
楽天モバイルの自社回線である「Band3」と、パートナー回線である「Band18(または26)」にしっかり対応している機種を選んでください。
ECサイトの安い中古品を買って「電波を全く拾わない」という失敗がないよう、事前にルーターの公式スペック表を確認しましょう。


いかがでしたでしょうか。
楽天モバイルの固定回線化は、ハマる人には劇的な節約効果をもたらす「最強の裏技」になります。
しかし、安易に光回線を解約して後悔しないよう、まずは自分の住環境でしっかりテストしてみてください。
この記事が、あなたの快適でお得なネットライフの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました