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ライブ配信に必要なのは下りではなく、映像を配信サーバーへ送る上り速度です。ただし、スピードテストの数値が設定ビットレートをわずかに上回るだけでは、通信の揺らぎで映像が止まる可能性があります。
本記事では、YouTube・Twitchで使われる画質別ビットレートと、安定を見込む上り実測の目安を整理します。すでにカクついている場合は、
▶ 配信のカクつきを原因別に診断する方法から確認してください。
先に結論
1080p・60fps配信は、上り実測25〜30Mbps以上をひとつの判断目安にできます。ただし平均速度より、配信時間帯に有線で安定して維持できることが重要です。
ライブ配信に必要な上り速度の目安
| 画質 | 配信ビットレートの目安 | 上り実測の判断目安 | 向く配信 |
|---|---|---|---|
| 720p・30fps | 3〜4Mbps | 10Mbps以上 | 雑談・動きの少ない配信 |
| 720p・60fps | 4.5〜6Mbps | 15Mbps以上 | ゲーム配信の入門設定 |
| 1080p・30fps | 6〜10Mbps | 20Mbps以上 | 雑談・講義・制作 |
| 1080p・60fps | 6〜12Mbps | 25〜30Mbps以上 | 動きの多いゲーム |
※プラットフォーム、コーデック、映像内容で推奨値は変わります。上り実測は通信変動や同時利用を考慮した判断目安です。
YouTube Liveの推奨ビットレート
YouTube公式が案内するH.264の推奨値は、720p・60fpsで6Mbps、1080p・30fpsで10Mbps、1080p・60fpsで12Mbpsです。配信前に速度テストを行い、実際の映像や動きに近い内容でテストすることも案内されています。
YouTube側の警告やOBS設定まで確認したい場合は、
▶ YouTube配信がカクつく・止まるときの確認手順へ進んでください。
Twitch配信に必要な上り速度
Twitchでは、視聴者側が画質を切り替えられるとは限らないため、配信者の回線が許す最大値へ上げればよいわけではありません。まず720p・60fpsや扱いやすいビットレートで安定性を確認し、余裕がある場合に画質を上げます。
回線契約を比較する段階では、既存のTwitch配信向け光回線おすすめ比較をご覧ください。
ビットレートと回線速度の違い
ビットレートはOBSが1秒あたりに送ろうとするデータ量、回線速度はその時点で回線が運べるデータ量です。設定6Mbpsに対して上り実測が6Mbpsでは、音声、通信変動、同居人の利用を吸収できません。
平均速度だけでは判断できない
速度テストで一度だけ100Mbps出ても、配信中に10Mbps以下へ落ち込めば止まります。最低値の代わりに、同じ時間帯で複数回測り、結果のばらつきを確認してください。
パケットロスも確認する
速度が高くても、送信データの一部が失われると映像が飛びます。疑わしい場合は
▶ パケットロスの測定と改善方法を確認します。
上り速度を正しく測る方法
- 配信に使うPCで測る
- 可能なら有線LANで接続する
- 実際に配信する曜日・時間帯に測る
- クラウド同期などを止めた状態と通常状態を比較する
- 1回で決めず、時間を空けて複数回測る
Wi-Fi測定だけでは回線自体と無線区間を分けられません。違いは
▶ 配信でWi-Fiと有線LANのどちらを選ぶかで解説しています。
速度が足りないときの改善順
- ビットレートを20%ほど下げる
- 60fpsを30fpsへ変更する
- 1080pを720pへ下げる
- Wi-Fiから有線LANへ変更する
- 同居人のアップロードやバックアップを止める
- 夜間だけ遅いか昼夜で比較する
- 有線でも継続的に不足する場合に回線を見直す
夜間だけ速度が落ちる場合は、
▶ 夜だけ配信がカクつく原因を先に確認してください。
光回線は1ギガと10ギガのどちらが必要?
単一の1080p・60fps配信だけなら、安定した1ギガ回線で必要帯域を満たせることが一般的です。10ギガは、複数人の同時利用、複数プラットフォームへの直接配信、大容量素材の頻繁なアップロードまで重なる場合に検討します。
NURO光を候補にする場合は、
▶ NURO光の2ギガ・10ギガとYouTube配信も参考にしてください。
よくある質問
上り10Mbpsでも配信できる?
720p・30fpsなど低めの設定なら可能性があります。ただし回線変動や同時利用の余裕が小さいため、実配信に近い内容でテストしてください。
上り100Mbpsなら絶対に安定する?
いいえ。Wi-Fiの瞬断、パケットロス、OBSのエンコード過負荷、配信サーバーまでの経路でも止まります。
下り速度は配信に関係ない?
ゲームや素材のダウンロード、配信状態の確認には使いますが、映像送信の中心は上りです。配信可否は上りを優先して判断します。
まとめ
必要な上り速度は、配信ビットレートより余裕を持って判断します。1080p・60fpsなら25〜30Mbps以上をひとつの目安にしつつ、配信時間帯に有線で安定しているかを必ず確認してください。

